Billy Joel’s “Vienna” and My Dinner with Andre (1981 Film)

Share
Billy Joel’s “Vienna” and My Dinner with Andre (1981 Film)

The morning after a funeral, I was having breakfast with my husband at a local cafe when Billy Joel’s “Vienna” started to play. I did not immediately recognize the artist, but, as great tunes go, the song’s musicality captured my attention. I paused to listen. Then, the following lyrics jumped into my ears—

But you know
When the truth is told
That you can get what you want
Or you can just get old
You’re gonna
Kick off
Before you even get halfway through

I can’t claim to have been close with the individual whose service I attended, but the news of their passing hit me hard. Not even 50. We had had lunch together just a couple days before.

That evening, I spoke to my husband about how I couldn’t stop thinking about “that Billy Joel song we heard in the morning.” He understood. We proceeded to talk some about the transitory nature of life, how we love each other dearly, who cares if you get into that PhD program or I get that promotion, wherever we are in life, we. are. And that’s what really matters, isn’t it?


Feeling restless, I suggested watching a movie. How about My Dinner with Andre?

So we sat up in bed, and for the first time in many months, we spent time enjoying a movie together. And that movie, My Dinner with Andre, was a whole experience. As a viewer you are basically given a seat at the restaurant listening in on a 2-hour dinner conversation between two old friends who haven’t seen each other in years.

There is so much more I could say about the movie (and I certainly did, to my husband, in our post-movie discussion that went on for what felt like a third hour at the dining table) but my final takeaway was simply this:

“If this isn’t nice, I don’t know what is.”

Read more

西加奈子にファンレターを手渡しした話

西加奈子にファンレターを手渡しした話

人生で初めてファンレターというものを書いた。あまり緊張とかしない方なのだけれど、本人を前にし「お手紙を書きました」と手渡しする際、手が震え自分で自分にびっくりした。西加奈子氏はとても喜んでくれた様子で、向こうから両手を差し出し握手までしてくれた。なんだか私は、ものすごく感動した。 私はいつも本から多くのものを受け取っている。それは即ち「本」という容れ物に「何か」を(物語とか絶望とか哲学とか提案とか挑戦とか励ましとかを)落とし込んで世に放っている作家から多くのものを受け取っているということだ。本を読む前と後では、私という人間は少し違う。作家から受け取った何かは心の中で静かに蓄積されていって、それは私自身に大なり小なり変化をもたらす。 このとおり、読書という行為は作家と読者のやり取りで成り立っていると思う。ただし、そのやり取りは大抵、私という一読者の脳内にて、私の想像上の作家相手に行われる。 具体的に紹介すると、私はいつも本を読みながら気に入ったページをドッグイヤーしたり、マージンにメモを書き込んだり、時には納得できない記述に対して「どないやねん」と口に出してツッコんだりする。さらに

By Yumi Jane Kaplan
百点満点の映画『魔女の宅急便』をアメリカのビッグスクリーンで観る

百点満点の映画『魔女の宅急便』をアメリカのビッグスクリーンで観る

子どもの頃から大好きで、大人になった今でも個人的ベストジブリ映画トップスルー堂々の第1位『魔女の宅急便』をIMAXのビッグスクリーンで観てきた。(ちなみに第2位は『耳をすませば』、3位は『もののけ姫』で、ランキングの基準は繰り返し観たくなる頻度である) 無論、字幕版(=オリジナルの日本語音声)の上映を選んで鑑賞。館内を見渡すと、モンスターボール型のポシェットを斜めがけにした若い白人女性など、まあ、日本のアニメを好んで視聴していそうな客層が確認できた。上映前にありとあらゆるニンテンドーやディズニー関連のCMが6〜7本流れたときにはさすがに狙い撃ちされているなと感じた。 さて、実に25分もの広告を見せられた後に、いよいよ本編が開始した。真っ青なバックにトトロの横顔とジブリの社名が置かれただけの、例の画面が映し出され、草花がそよ風に揺られる丘の斜面に寝転がり、赤いポータブルラジオの天気予報に耳を傾けるキキのカットに切り替わる。 おそらく2、30回は観ているけれど大スクリーンで鑑賞すると、あらためて『魔女の宅急便』は百点満点の映画だなとしみじみ思う。 ・色彩豊かで生命力溢れる数々の美し

By Yumi Jane Kaplan

好きな日本語小説家の9割が女性、あとの1割は村上春樹

私の好きな日本語小説家ベスト10をリストアップしてみると、次のような面々になる。村上春樹を除いては10名中9名が女性であるのに加えて、実に10名中6名の作家名に「〜子」がつく。何故かは、分からない。おそらく世代的に何かあるのだろう。 *** 【好きな日本語小説家ベスト10】(括弧内=好きな作品) ①村上春樹(「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」)  →殿堂入り一位。なんだかんだ一番好き。 ②松田青子(「男の子になりたかった女の子になりたかった女の子」) ③津村記久子(「この世にたやすい仕事はない」) ④川上未映子(「夏物語」) ⑤川上弘美(「森へ行きましょう」)  →④川上未映子&⑤川上弘美:脳内通称「W川上」 ⑥ 山内マリコ(「あのこは貴族」) ⑦小川洋子(「密やかな結晶」) ⑧ 多和田葉子(「百年の散歩」)  →⑦小川洋子&⑧多和田葉子:脳内通称「Wヨウコ」 ⑨ 金原ひとみ(「マザーアウトロウ」) ⑩ 綿谷りさ(「嫌いなら呼ぶなよ」)  →⑨金原ひとみ&⑩綿谷りさ:

By Yumi Jane Kaplan

【もうすぐ100冊】今年の絶賛本5選【2025年の読書】

まったく大したことはないのだが、どうしても個人的絶賛本を発表する場が欲しく勢いで当ブログを新設した。 ここ数年間、年間100冊読了を目標に掲げている。2025年11月2日現在ちまちまつけている読書ログには「95冊」記録している。今年も目標まであと少しだ。年末まで残すところあと2ヶ月と、少しばかり気が早いが、さっそく紹介しよう。 【目次】 ⒈ マザーアウトロウ(金原ひとみ) ⒉ 逃亡するガール(山内マリコ) ⒊ 本の読み方 スロー・リーティングの実践(平野啓一郎) ⒋ エヴリシング・フロウズ(津村記久子)、の解説 ⒌ 耳に棲むもの(小川洋子) ⒈ マザーアウトロウ(金原ひとみ) 【書名】マザーアウトロウ 【著者】金原ひとみ 【出版社】U-NEXT 【ページ数】182p 【一番心に残った〇〇】 タイトル!Mother-in-law(婚姻による義理の母)↔︎Mother-out-law(造語;たぶん婚姻による義理の母娘の関係ではなく、個人対個人で結ぶ関係を指す)とMother Outlaw(

By Yumi Jane Kaplan